頭金なしで家を買う時に住宅ローンで後悔しないための3つのポイント!

住宅ローンで家を買うときに、「頭金がないけど購入できる?」「頭金なしでも問題ない?」と不安に思う方もいますが、基本的に毎月の返済が滞らなければ、頭金なしで住宅ローンを組んでも問題はありません。

ただし、頭金なしで住宅ローンを組むことが本当に正しいのか、一度整理してから考えたほうがよいです。

こちらでは、頭金なしのメリット・デメリット、頭金なしのフルローンで後悔しないための3つのポイントを分かりやすく解説しています。

主な要点
  • 頭金なしのメリット・デメリット
  • 住宅ローンの計算式
  • エクセルの返済額シミュレーションツールについて

頭金なしで本当にマイホームを買える!?

頭金なしで、本当にマイホームを購入できるのか、疑問に思う方もいますが、結論から言えば、購入できます。

最近は、「頭金0円」「頭金なしで購入可」といった不動産広告もよく見かけますが、毎月の返済が滞らなければ、頭金なしでも住宅ローンを組んで問題はありません。

頭金なしで住宅ローンを組む際に、よく問題点として挙げられるのが、以下の2つです。

  • 返済できなくなったときのリスク
  • 住宅ローンの審査が通るのか

返済できなくなったときのリスク

毎月の返済ができなくなったときの原因には、以下のようなものが挙げられます。

  • 収入が入ってこなくなった(失業・減給・病気など)
  • 子供の教育費の増加
  • 離婚

返済できなくなった原因の多くは、直接頭金ありなしに影響するものではありません

頭金を出して住宅ローンを組むと、確かに毎月の返済額が頭金なしよりは下がりますが、失業により収入がなくなれば、頭金を出していたとしても返済することが困難です。

もしも、返済が難しくなった場合は、速やかに住宅ローンを借りた金融機関に相談をしましょう。

リスクの中には、頭金なしだと家を売却して返済に充てる場合に、売却価格よりも借入金残高が多いと、家が売れないことも挙げられますが、前提として返済できない状態を作らない返済計画を立てることが重要です。

頭金ありなし関係なく、無理のない返済額になるような価格の物件を買うのが正しい選択です。

住宅ローンの審査が通るのか

頭金なしで住宅ローンを組むときの第一関門が、そもそも住宅ローンの審査が通るのかということです。

頭金が少ないと審査が厳しくなりますし、収入が少なければ、借入可能額も低くなります。

借入可能額よりもマイホームの購入金額が上回れば、購入することすらできません。

その場合は、借入可能額に収まるぐらいの家を探さなければいけませんが、マイホームを持つ一番の理由を妥協しなければいけない状態であれば、無理に購入する必要はありません。

頭金なしのメリット

頭金なしのメリットには、以下のようなものがあります。

  • ①家をすぐに購入できる
  • ②貯蓄が減らない
  • ③住宅ローン控除の恩恵が大きくなる

①家をすぐに購入できる

頭金を貯めてから購入すると、頭金が貯まるまで数年かかります。

しかし、頭金なしで購入する場合は、住宅ローンの審査さえ通ればすぐに購入できるのがメリットです。

②貯蓄が減らない

頭金なしで考えている人の中には、手元にお金があるけど頭金を出したくないという人もいます。

その理由の多くは、手元に現金を残しておくことで、急な出費でも対応できることが挙げられます。

頭金を出してしまうと、必要なときにお金が出せない場合があるので、貯蓄が減らないのもメリットの1つです。

③住宅ローン控除の恩恵が大きくなる

住宅ローン控除とは 『年末の住宅ローン残高に対して一定の割合に相当する金額が所得税から控除される制度 のことです。

頭金なしの場合は、借入金額が高くなりますので、その分、住宅ローン控除の恩恵が大きくなります。

ただし、所得税と個人住民税の合計が上限となるため、恩恵をあまり受けられない場合もあります。

頭金なしのデメリット

頭金なしのデメリットには、以下のようなものがあります。

  • ①住宅ローンの審査が通りにくい
  • ②住宅ローンの総返済額が増える

① 住宅ローンの審査が通りにくい

頭金を出せる人と出せない人の心象としては、頭金を出せる人の方が信用があります。

頭金をだせる人と比較すると、審査が通りにくい面がありますが、収入面から返済能力が乏しいと判断されれば、頭金を出せる人でも審査が通らないことがあります。

②住宅ローンの総返済額が増える

家の購入金額が同じ場合、頭金ありよりも頭金なしの方が、総返済額が多くなります

総返済額が多くなれば、毎月の返済額が頭金ありよりも高くなるのがデメリットです。

ただし、購入金額を下げるなど、無理の無い返済計画を立てることが重要なので、頭金ありとの相対的なデメリットにしかなりません。

どうしても手に入れいた家があって、返済計画に不安を感じているのであれば、親から融資してもらうなど頭金を増やすのも選択の一つです。

あなたはどっち派?

頭金なしで住宅ローンを考えている人は、以下の2つのタイプがいます。

  • 貯蓄はあるけど頭金なしで考えている人
  • 貯蓄がなくて頭金がない人

貯蓄はあるけど、頭金なしで考えている人の多くは、将来なにかあったときのために手元に現金を残しておきたいと考えている方が多いです。

貯蓄がある方は、収入もある程度安定しているため、そこまで気にする必要はないかもしれません。

もしも、住宅ローンを組んだ後に、頭金を出しておけばよかったと思ったときは、繰上げ返済を検討しましょう。

貯蓄がなくて頭金がない人は、「頭金なしで考える3つのポイント」をチェックしましょう。

頭金なしで考える3つのポイント

貯蓄がなくて頭金がない人で、頭金なしで住宅ローンを組むべきかどうか悩んでいる場合は、以下のポイントをチェックしましょう。

  • ①すぐに家を買いたい理由
  • ②総額でいくらかかるのかを知る
  • ③支出を減らす

①すぐに家を買いたい理由

まず、一番重要なのは、「すぐに家を買いたい理由」です。

貯蓄がなく頭金なしで考えているということは、今すぐに家を買いたい理由が必ずあります。

一般的に家を買いたいと思うタイミングには以下の場合が多いです。

  • 結婚したとき
  • 子供が生まれたとき
  • 子供が入学したとき
  • 子供が親元を離れたとき
  • 定年退職したとき

特に、子供が生まれたときは、子供が成長する過程を新しい家で過ごしたいと思う方が多いです。

頭金を何年も貯めてから購入すると、子供と過ごす期間が短くなるから、頭金なしでも買いたいという気持ちも分かります。

多くの方が家を持ちたいと思ったときに共通するものは「お金には変えられない満足感」です。

もしも、そういった今すぐ家を買いたい理由があるのであれば、頭金なしで住宅ローンを組むことを検討してもいいでしょう。

単に、「今すぐ買わないと他の人に買われる」とか「安いからお得」といった金銭的な理由であれば、オススメしません。

それは単なる「衝動買い」です。

お金に余裕があるのであれば、購入しても構いませんが、お金がない中でも今すぐ家がほしいという方は、頭金なしで住宅ローンを組むことを検討しましょう。

②総額でいくらかかるのかを知る

家を購入するときは、家の購入金額だけではありません

不動産の仲介手数料や登記費用など諸費用を支払うための現金も必要です。

最近は、諸費用も含めて融資してくれる銀行もありますが、「購入時にかかるお金」と「購入後にかかるお金」をしっかり把握することが重要です。

購入時にかかる費用の内訳

家を購入する際の総費用は以下のようになります。

購入時の総費用=購入価格+諸費用

家を買う時に必要な費用は大きく分けて「不動産の購入価格」と「諸費用」です。

諸費用には、 主に以下のような費用が挙げられます。

  • 消費税
  • 不動産の仲介手数料
  • 住宅ローンを組むときの手数料
  •  引っ越し費用

住宅ローンは基本的に購入価格を融資するためのものですが、最近は、諸費用も含めて住宅ローンを貸す場合もあります。

ただし、現金で先に支払わなければいけないものもありますので、現金が必要です。

購入後にかかる費用の内訳

購入後にも以下のような費用がかかります。

  • 固定資産税・都市計画税
  • 管理費・修繕積立金・駐車場代
固定資産税・都市計画税

固定資産税・都市計画税とは 『所有している不動産に対して毎年かかる税金』 のことです。

管理費・修繕積立金・駐車場代

マンションを購入した場合は、管理費や将来修繕費用にあてる修繕積立金、車を所有していれば駐車場代が毎月かかります。

このように購入後にかかるお金も把握した上で、頭金なしで住宅ローンを組むか考えましょう。

③支出を減らす

頭金なしで住宅ローンを借りる場合は、支出を減らす努力も必要です。

支出を減らす意味には、2つの意味があります。

  • 購入費用を抑える
  • 家計を見直す

購入費用を下げる

建売住宅やマンションを購入する場合は難しいですが、注文住宅なら費用を抑えることができます。

例えば、住宅を建てる際に地鎮祭や上棟式を行いますが、こちらも費用がかかります。

ただ、地鎮祭や上棟式は絶対にしなければいけないという訳ではないので、省いて費用を抑える方も多いです。

他にも外構工事は、業者に頼らず、自分で手がけて費用を抑えたり、素材のランクを落として、価格を下げるなど購入費用を下げていきます。

注文住宅では、こだわる部分とそうでない部分を切り分けて、そうでない部分にはなるべくお金をかけないようにするのも購入費用を下げる1つの方法です。

家計を見直す

仮に住宅ローンの審査が通って融資を受けられた場合でも、家計を見直して手元に現金を残せる体質にしておきましょう。

お金が大分貯まったときは、繰越返済で総返済額を減らすことで、リスクが減少していきます。

住宅ローンは、何十年も支払い続けなければならない借金です。

無駄な支出を削って、なるべく早く返済できるよう努力しましょう。

まとめ

ここまで、頭金なしのメリット・デメリット、頭金なしのフルローンで後悔しないための3つのポイントを分かりやすく解説しました。

頭金あしで住宅ローンを借りることはできますが、すぐに家を買いたい理由次第です。

もしも、今すぐに買おうと考えていた方は、今一度3つのポイントから考えてみて、本当に正しい選択なのか判断しましょう。

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