住宅ローンを組むときに、必ず出てくるキーワードが「頭金」です。
マイホームを買うときに、「頭金はなるべくあったほうがいい」とか「頭金なしでも住宅ローンを借りられる」といった話がありますが、そもそも頭金とはどのようなお金のことでしょうか?
こちらでは、頭金とはどのようなものか、平均いくらぐらいが相場なのかについて、わかりやすく解説していきます。
主な要点
- 頭金とは
- 頭金は平均いくら?
- 住宅種別ごとの頭金はいくら?
頭金とは
頭金とは、一般的に 『土地や建物の購入費から住宅ローン借入額を除いて支払えるまとまったお金』のことです。
土地や建物の購入費-住宅ローン借入額=頭金
頭金は現金で支払いますが、現金が必要なのは頭金だけではありません。
土地や建物を購入する際には、住宅ローン手続き費用、不動産取得などの税金、引越し代、家具購入費などの諸費用がかかります。
諸費用も現金で支払わなければいけませんので、手元にある預貯金のうち、頭金と諸費用を合わせた金額が自己資金になります。
頭金+諸費用=自己資金
手元にある預貯金のうち、いくらぐらいを自己資金に充てるのかによって、頭金がいくら出せるかが決まります。
マイホームの頭金はいくら?
マイホームを購入あるいは建てるときに、頭金がいくらなのか相場が気になりますよね。
頭金がいくらになるのか、データを解説しているサイトがありますが、全体で頭金の平均を出しているデータは注意が必要です。
なぜ注意が必要かについては、後ほど説明します。
今回、頭金の相場としていくらになるのか住宅金融支援機構が公開している全期間固定金利型住宅 ローン「フラット35」の利用者データをもとに説明していきます。
年度 | 購入金額 (万円) | 頭金 (万円) | フラット35 借入金(万円) | その他 借入金(万円) | 頭金の割合 |
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2011年 | 3,265.5 | 502.2 | 2,528.5 | 234.8 | 15.4% |
2012年 | 3,257.2 | 476.3 | 2,632.0 | 148.9 | 14.6% |
2013年 |