auじぶん銀行住宅ローンの事務手数料はいくら?

auじぶん銀行の住宅ローンは、金利の低さやネット完結の手軽さで注目されていますが、借入金額以外に注視すべき点の1つが、住宅ローンの『事務手数料』です。

金利の安さだけで選ぼうとすると、トータルの借入金額で考えたときに、他の金融機関より割高になってしまうこともあります。

こちらでは、auじぶん銀行の住宅ローン契約における事務手数料の金額や支払い方法、タイミングなど詳しく解説しています。

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auじぶん銀行住宅ローンの事務手数料とは?

auじぶん銀行住宅ローンの事務手数料とは、住宅ローンの契約時に、融資手続きにかかる事務費用として支払う手数料のことです。

他にも「融資事務手数料」や「取扱手数料」などと呼ばれる場合もあります。

定額型と定率型の2タイプ

住宅ローンの事務手数料には、「定額型」と「定率型」の2タイプあります。

定額型

事務手数料の定額型は、借入金額にかかわらず、一定の決まった金額を支払う方法です。

よって、借入金額が大きくても小さくても事務手数料は変わりません。

借入金額 事務手数料 合計金額
2,000万円 3,3万円 2,000+3.3=2,003.3万円
2,500万円 3,3万円 2,500+3.3=2,503.3万円
3,000万円 3,3万円 3,000+3.3=3,003.3万円
3,500万円 3,3万円 3,500+3.3=3,503.3万円
4,000万円 3,3万円 4,000+3.3=4,003.3万円

定額型タイプの事務手数料は、33,000円~55,000円程度が相場となります。

定率型

事務手数料の定率型は、借入金額に基づいて、一定の割合の金額を支払う方法です。

例えば、事務手数料が「借入額の2.20%」と設定されていたら、借入金額3,000万円の場合、

3,000万円×2.20%=66万円

の事務手数料がかかります。

借入金額 事務手数料 合計金額
2,000万円 借入金額の2.20% 2,000×1.022=2,044万円
2,500万円 借入金額の2.20% 2,500×1.022=2,555万円
3,000万円 借入金額の2.20% 3,000×1.022=3,066万円
3,500万円 借入金額の2.20% 3,500×1.022=3,577万円
4,000万円 借入金額の2.20% 4,000×1.022=4,088万円

定率型タイプの事務手数料は、借入額が大きいほど支払う手数料も増えるのが特徴です。

定率型タイプの事務手数料は、ほとんどの金融機関が借入金額の2.20%ですので、こちらが相場となります。

定額型がお得!?

上記の「定額型」「定率型」別の事務手数料の例を見ると「定額型」がかなりお得のように見えますが、「定額型」の場合は事務手数料とは別に「保証料」がかかる場合が多いです。

住宅ローンを借りる際に、金融機関は返済リスクを抱えます。

万が一、借り入れ者が返済できなくなった場合に備え、保証会社に保証を依頼しますが、この保証会社への支払いが「保証料」です。

住宅ローンの保証料の相場は、借入金額の0%~2%程度です。

例えば、保証料が借入金額の2%で、借入金額3,000万円の場合、

3,000万円×2%=60万円

の保証料がかかります。

こちらに事務手数料を合算すると、

3,000万円+60万円+3.3万円=3,093万円

となり、定率型(借入金額の2.20%)と比べると、若干安い程度になります。

定率型の場合は、保証料が0円になっていることが多く、保証料の代わりに事務手数料や金利に上乗せされています。

どちらのタイプがいいかについては、個々の状況や契約条件によって異なります。

定額型手数料は金額が明確で予測しやすい一方、定率型手数料は借入額に応じて変動するため、借入額が多い場合には定率型がコスト面で有利になることがあります。

auじぶん銀行の事務手数料はどのタイプ?

auじぶん銀行の事務手数料のタイプは「定率型」です。

事務手数料は、借入金額の2.20%となっています。

auじぶん銀行住宅ローンの事務手数料事務手数料=借入金額×2.20%(税込)

それぞれの借入金額の事務手数料は以下の通りです。

借入金額 事務手数料
(2.20%)
合計金額 借入金額 事務手数料
(2.20%)
合計金額
1,000万円 22万円 1,022万円 3,600万円 79.2万円 3,679.2万円
1,100万円 24.2万円 1,124.2万円 3,700万円 81.4万円 3,781.4万円
1,200万円 26.4万円 1,226.4万円 3,800万円 83.6万円 3,883.6万円
1,300万円 28.6万円 1,328.6万円 3,900万円 85.8万円 3,985.8万円
1,400万円 30.8万円 1,430.8万円 4,000万円 88万円 4,088万円
1,500万円 33万円 1,533万円 4,100万円 90.2万円 4,190.2万円
1,600万円 35.2万円 1,635.2万円 4,200万円 92.4万円 4,292.4万円
1,700万円 37.4万円 1,737.4万円 4,300万円 94.6万円 4,394.6万円
1,800万円 39.6万円 1,839.6万円 4,400万円 96.8万円 4,496.8万円
1,900万円 41.8万円 1,941.8万円 4,500万円 99万円 4,599万円
2,000万円 44万円 2,044万円 4,600万円 101.2万円 4,701.2万円
2,100万円 46.2万円 2,146.2万円 4,700万円 103.4万円 4,803.4万円
2,200万円 48.4万円 2,248.4万円 4,800万円 105.6万円 4,905.6万円
2,300万円 50.6万円 2,350.6万円 4,900万円 107.8万円 5,007.8万円
2,400万円 52.8万円 2,452.8万円 5,000万円 110万円 5,110万円
2,500万円 55万円 2,555万円 5,100万円 112.2万円 5,212.2万円
2,600万円 57.2万円 2,657.2万円 5,200万円 114.4万円 5,314.4万円
2,700万円 59.4万円 2,759.4万円 5,300万円 116.6万円 5,416.6万円
2,800万円 61.6万円 2,861.6万円 5,400万円 118.8万円 5,518.8万円
2,900万円 63.8万円 2,963.8万円 5,500万円 121万円 5,621万円
3,000万円 66万円 3,066万円 5,600万円 123.2万円 5,723.2万円
3,100万円 68.2万円 3,168.2万円 5,700万円 125.4万円 5,825.4万円
3,200万円 70.4万円 3,270.4万円 5,800万円 127.6万円 5,927.6万円
3,300万円 72.6万円 3,372.6万円 5,900万円 129.8万円 6,029.8万円
3,400万円 74.8万円 3,474.8万円 6,000万円 132万円 6,132万円
3,500万円 77万円 3,577万円 6,000万円 132万円 6,132万円

ちなみにauじぶん銀行住宅ローンの保証料は、保証料相当額を金利に含めているので、別途保証料は発生しません。

つまり「0円」ということです。

auじぶん銀行住宅ローンと他の金融機関の住宅ローンを比較する場合は、金利や事務手数料・保証料などの諸費用も考慮してください。

ミックスの場合の事務手数料は?

auじぶん銀行の住宅ローンでは、ミックスでの契約も可能です。

住宅ローン「ミックス」とは、複数の金利タイプを組み合わせて利用することができる住宅ローンの一種です。

通常の住宅ローンでは固定金利や変動金利などの単一の金利タイプを選択するのに対し、ミックスではそれらを組み合わせて利用することができます。

ミックスの場合は、金利タイプが2タイプになりますので、契約も2本になります。

契約が2本になったからといって事務手数料が2倍になるということはありません。

ミックスは金利タイプを分けるだけですので、借入金額自体は変わりません。

よって、1契約でも2契約でも事務手数料は借入金額に応じて計算されるため、借入金額が同じであれば、ミックスの場合位でも事務手数料は同じです。(公式回答

事務手数料の支払い方法とタイミング

auじぶん銀行住宅ローンの支払い方法は、口座引き落としです。

auじぶん銀行から申込者名義の円普通預金口座に借入金が入金されますが、入金後にその口座から自動的に事務手数料が引き落とされます。

事務手数料分引き落とされたら、工務店などへの支払いが足りなくなるかもと心配になるかといますが、auじぶん銀行の住宅ローンでは、手数料や諸費用についても借入金額に含めて申込できます。

申込をする場合は、手数料や諸費用を考慮した借入金額を設定しましょう。

まとめ

ここまで、auじぶん銀行の住宅ローン契約における事務手数料の金額や支払い方法、タイミングなど、詳しく解説してきました。

auじぶん銀行住宅ローンの借入を検討されている方は、事務手数料だけでなく保証料などトータルでいくらになるのかしっかり考えてどの金融機関にするのか検討しましょう。

建築士・宅地建物取引士・建築積算士・被災建築物応急危険度判定士・SEOコンサルタント

分離発注で家建築。
「気密?知らん。気密は秘密」と笑ってギャグを飛ばすおじいちゃん大工さんたちと独学で高断熱高気密住宅を建ててみた。
【結果】
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気密処理はすべて自分で行いました。
丁寧に気密処理をすれば、素人がやってもしっかり気密が取れます。

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