外構工事によく使われるブロックの種類は?ブロック塀は基礎に注意!

ブロックですぐに思いつくのがコンクリートブロックですか、外構工事に使われるコンクリートブロックにも様々な種類があります。

昔は、敷地境界線上に高いブロック塀を並べた殺風景な外観が多かったですが、最近では、化粧ブロックを上手に配置しておしゃれな外観を演出する外構も増えてきています。

ここでは、ブロックの種類と用途に合わせたブロックの使い方について分かりやすく解説していきます

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ブロックの種類

ブロックには、大きく分けて以下の2つの種類があります。

  • コンクリートブロック
  • 化粧ブロック

コンクリートブロック

コンクリートブロックとは 『コンクリートを四角の箱型に固めた建築材料』 のことで、鉄筋を配筋するための穴や溝が設けられており、「建築用空洞コンクリートブロック」とも呼ばれます。

高く積み上げることで、壁や塀を作ったり、土留や物置の基礎に利用する場合もあります。

コンクリートブロックの一般的なサイズは、長さ390mm、高さ190mm、厚さ100~190mm(100mm、120mm、150mm、190mm)で、厚さ100mmの場合は、重さ10.3kg程度となります。

 

ブロック形状の種類

コンクリートブロックの形状は1種類ではなく、主に以下の3つの種類があります。

  • 基本形ブロック
  • 基本形横筋ブロック
  • 異形ブロック
基本形ブロック

建築用で利用される一般的な形状のコンクリートブロックことです。

基本形横筋ブロック

縦筋や横筋を入れられる空洞があるコンクリートブロックのことです。

異形ブロック

ブロック塀の端部や開口部分に取り付けるコンクリートブロックのことで、コーナーにはまるような形状をしているのが特徴です。

コーナーブロックや役物と呼ばれる場合もあります。

それ以外にもブロック塀内部への雨水などの侵入を防ぎ、ブロックや鉄筋の劣化、強度の低下を抑制するボーダー(笠木)などの種類もあります。

建築用コンクリートブロックの種類

建築用コンクリートブロックには、「A種」「B種」「C種」の3つの種類があります。

3つの種類は、用途や圧縮強さ、強度、容積吸水率などが異なり、JIS規格で定められています。

コンクリートブロックの種類
規格 気乾比重 圧縮強さ 容積吸水率
A種 1.7未満 392N/cm2 40以下
B種 1.9未満 588N/cm2 30以下
C種 なし 785N/cm2 20以下

圧縮強さは、コンクリートブロックの強度を表し、「C種>B種>A種」でC種が一番強度が強いコンクリートブロックになります。

化粧ブロック

化粧ブロックとは 『表面に色をつけたり、スプリット・リブなどの凹凸の模様を施したコンクリートブロック』 のことです。

化粧コンクリートブロックには、形状や素材の種類が豊富で、メーカーごとに独自開発したオリジナル化粧ブロックが多数あります。

中には、コンクリートブロック素地そのものをデザインにした化粧ブロックもあります。

コンクリートブロックは、外部との遮断や、防犯性・防音性などで利用されることが多いですが、化粧ブロックは意匠としての意味合いが強く、外構にこだわりのある方が特に選ばれるのが、この化粧ブロックです。

化粧ブロックの種類

化粧ブロックは、メーカーごとに多くの種類の化粧ブロックを販売していますが、よくある特徴をまとめたものが以下になります。

  • 自然石のようなナチュラルテイスト
  • 正方形を凹凸に並べた市松模様
  • 縦スリット・横スリット・V字スプリットのスタイリッシュデザイン
  • 格子状に重ね合わせたグリッドのデザイン
  • ボーダー調・レンガ調のデザイン
  • スクエア型のモダンデザイン(ガラスブロック含む)

まとめ

最近は化粧ブロックの数も豊富になってきており、選ぶのも大変です。

外構で化粧ブロックを検討している方は建物との調和もしっかり考えましょう。

また、外構工事をする際は基礎部分をしっかり作ることも重要となります。

 

建築士・宅地建物取引士・建築積算士・被災建築物応急危険度判定士・SEOコンサルタント

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ブロック塀・囲い
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